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名曲喫茶「ライオン」 [東京都]

約一月ぶりの更新です。気がつくとグリムス(更新しないとしおれてしまう)もへたれきっていました。。
が、更新せずにはいられない喫茶店に出会ってしまいました。

それは、渋谷の名曲喫茶。え、名曲喫茶って、噂にはきいたことのある、クラシックばかり流れているというところ? さすが東京、今でもそんなお店があるんだ〜と思ってわくわくしながら友人の後をついてゆくと、ラブホテルや怪しいお店が並ぶ雑踏の中、突如現れた歴史を感じさせる建物。

それが、名曲喫茶「ライオン」でした。
Dsc06096

Dsc06098

もう外観でノックアウト

残念ながら店内撮影禁止です。が、一歩踏み込むと、外観から伺えるよりさらに異質な世界 アナザーワールドな空間が広がっていました。

席は1階、2階とあり、それぞれ40〜50人位は入れるのではないかと思われる、かなり規模の大きい喫茶店です。客の入りは1、2階とも約10人程度でしょうか。

店の前方というか、奥には、1、2階吹き抜けで巨大なスピーカーを設置しています。2階席は全てそのスピーカーの方を向いています。席の並びが、コンサートホール形式になっているのです。
ちょっと、バスや電車みたいでもあるけど。。

内装は西欧風で、柱に彫刻まで施されています。所々置いてある小物や、壁に掛かっているバッハやショパン(たしか)などの巨匠の肖像画も年代を感じさせ、アンティークショップのようで雰囲気満点です。しかし通路や階段の狭さや、木造で歩くと床が軋む音がするあたりは日本的です。

そしてここでは声高に話すことはタブーとされ、皆それぞれに本を読んだり、音楽に耳を傾けたり、瞑想に耽ったりして時間を過ごすようです。おしゃべりしたい人たちには向きません。。。

配られたパンフには、5月の後半の「ライオンコンサート」プログラムが記載されています。コンサートといってもレコードですが、毎日3時と7時には、予定のプログラムが流れ、その他の時間はお客さんがリクエストした曲が流れます。

プログラムは何日かごとにテーマがあり、

「リバッティ 最後のレコーディング」
「バッハ・ピアノ・リサイタル」
「忘れじの名マエストロ」

など、クラシック通の期待に答えるプログラム編成となっているようです。

プログラム自体も、もはやネタ?としか思えないほど昭和の匂いがプンプンしています。

「全館(各階)ステレオ音響完備(帝都随一を誇る)」

帝都って。。。

「当店の立体再生装置 / 冷房完備 珈琲と立体名曲」

この時代、冷房完備と注釈があるあたり時代を感じます。

友人と飲み物を注文し、(520円位)スピーカーから流れるオペラの楽曲に耳を傾けます。。。どうやらCDじゃなくてレコードです。レコードの音を聞くのは久しぶりです。確かにCDとは違う、柔らかくナチュラルな音質です。
そして、曲が始まる前には、ちゃんと店内放送で曲名、作曲者、演奏者をアナウンスしてくれるのです。

5000枚を超えるというレコード所蔵ということで、私もリクエストしました。

プロコフィエフのピアノ曲をお願いします。」

私は喫茶店も好きですがクラシック音楽も好きです。なかでもプロコフィエフが一番好きです。クラシックが好きな人の間でも、「マニアック」と評される作曲家なもので、いまいちマイナーなのですが、中でもメジャーな作品としては、「ピーターと狼」や、バレエ「ロメオとジュリエット」などでしょうか。

私のアバウトなリクエストに応えてチョイスされたのは、これ

プロコフェイフ代表曲中の代表曲、ピアノ協奏曲3番、プロコフィエフ自身のピアノ演奏でした。

早いテンポで流れるエネルギッシュなピアノ協奏曲。。。。。
スバラしい。。今この名曲喫茶はプロコフィエフ時間。。。

てわけで、リクエストに応えて頂き、各階、計20名程のお客さんたちに無理矢理プロコフィエフを聞かせた私は至極満足でした<(_ _)>

これぞ一人時間を過ごすのに最適な喫茶店。近くにあったら私、間違いなく通います。東京は苦手ですが、このような歴史ある喫茶店があるというのはうらやましいな。

こちらの名曲喫茶は創業1926年。東京大空襲で全焼し、昭和25年に元の建物と同様に再建しそれからずっと営業されているとのこと。もう文化遺産ですね。

この名曲喫茶が出来た当初は、個人でなかなかレコードも収集できなかっただろうし、音質の良いプレーヤーも今より手が届かなかったそんな時代、一般市民が気軽にクラシック音楽に親しめる場所として貴重な場所だったのではないでしょうか。そして今では、歴史の重みが付加されさらに存在価値を増した名曲喫茶。いつまでも存続してほしいものです。

名曲喫茶ライオン [公式サイト](音が出ます)
東京都渋谷区道玄坂2-19-12 [地図]

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